町区の防犯は本当に必要なのか?
防犯、中でも防犯パトロールは地域の安全安心の象徴として登場する活動の代表格です。
では、町内会の防犯活動は本当に必要なのでしょうか。
防犯の仕事は警察業務のひとつです。
しかし、警察の力だけでは、犯罪をなくすことはできません。
犯罪をなくすために必要なのは、犯罪を寄せつけないまちをつくることです。
犯罪を寄せつけないまちには、「自分たちのまちは自分たちで守る」強い意識が大切です。
防犯パトロールそのものが、不審者や犯行現場を発見することはほとんどありません。
むしろ、隠れた犯罪者を気後れさせるデモとしての意味合いが強いものと思います。
町区の防犯はリストラできる?
防犯パトロールの目的は様々です。
- 地域住民の連帯感を高めるため
- 地域の活性化や環境浄化
- 商店街の振興を図りたい
- 地域のために役に立ちたい
- みんなと一緒に歩きたい
町内会にとって最も重要なのは、コミュニティ意識(お隣さんや近助の意識)を育てることです。
このお隣さん意識を忘れて、行政からの下請事業にあくせくしては本末転倒になります。
町内会の防犯でリストラできることはないのか考えました。
そこで、発想を転換して生まれたのが「おまとめ事業」です。
あるく防犯サポーターを募集します!
1.何かをするついでに他の事業をする
犬の散歩、散歩、ジョギング、ウォーキング、買い物、移動をしながらの防犯サポーター
2.起案のコンセプト
- 何かをするついでにほかの事業をやってしまう「町区おまとめ事業」の先駆け的存在にする
- サポーターの姿を見ることで、犯罪者に犯罪を思いとどまらせることを目的とする
- 散歩や買い物の際など、それぞれが自分のパトロールできる時間帯に、無料配布の腕章を装着して活動する
- たったそれだけのアピールでもかなりの抑止力になる
行動を無理強いさせないことで、パトロール実施の維持継続を図る
3.目的
犯人逮捕や取締りではなく、犯罪の起こりにくい環境づくりとコミュニティ意識の育成
4.基本方針 すべては活動を長続きさせるために
- 活動自体を強制・無理強いしない
- 個々に行っている犬の散歩時、散歩時、ウォーキング時、移動時、ジョギング時に行う
- 自分の都合の良い時間帯で『防犯』腕章を装着するだけ〈無償配布〉
- 登校・下校時の子どもを見かけたら「おはよう」「こんにちは」と声かけ
5.構成員(会員)の位置づけ
- 稲荷町区防犯パトロール隊の下部組織とする
- 名簿を市役所に登録、ボランティア保険に加入する
6.パトロールの注意事項
- 危険なことは行わず、犯罪や不審者などを目撃したら 警察に通報する
- トラブルによるケガも警察に通報する
- 交通の妨げになるような交通整理はしない
7.腕章について
- 腕章は他人に貸さない
- パトロール中は必ず腕章を着用する
- 防犯サポーターをやめる時は返却する